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ホラー映画紹介『アンフレンデッド』


『アンフレンデッド

監督:レヴァン・ガブリアーゼ

(2016年7月30日公開/83分)

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http://unfriended.jp/


≪あらすじ≫

主人公・ブレアは恋人のミッチを含む同級生五人でSkypeのグループ通話を開始する。しかしそこには招待されていないはずの謎の六人目が参加していた。同時にFacebookにも不可解なメッセージが。奇しくもそれは一年前のこの日、いじめを苦にして自殺した女子高生を名乗る人物からのものであった。


≪感想≫

確かに「友達じゃなかった」ね!!!



出来ればこの記事を見た人に興味を持ってもらった上で映画を見て欲しいので、なるべく致命的なネタバレは避けて紹介していこうと思う。


さてこの映画、一番の売りは「全てのストーリーがパソコンの画面で進行する」ことだろう。

重要なシーンの大半を占めるのはスカイプだが、それ以外にも様々なサービスが映る。

youtubeFacebook、メッセージ機能などなど

このデスクに開かれたいくつもの窓がごちゃごちゃしてる感じは結構既視感があっていい感じだった。

全編画面、という方式は最近上映された映画の『search』もとっていて(というかそれ繋がりでこの映画にも興味を持ったのだが)、今後増えていくことになるかもしれない。

ただリアルタイムで起こっていることを伝えるためにはビデオ通話をしている状況を取らざるを得なくなるとなると、複数本類似作が作られた場合多少マンネリ化しそうである。

ほかにこの方式をとる映画があるのかは知らないが、少なくとも初めてみる感じとしては新鮮で面白かった。


登場人物たちは一年前に自殺した少女の霊にインターネットを通して復讐されていく。

…とあらすじを見たときに、自然とその少女をこう、大人しくて気弱で冴えない『キャリー』みたいな子を勝手に想像していたのだが、完全に違った。

というかDQNだった。どっちかというと餌枠っぽい。

しかも復讐の方法も思っていたより人間臭いというか、精神的にくる。

端的に言って如何にもな霊は殆ど現れず、みんなのゲスエピソード暴露大会でメンタルから殺していくスタイルだった。

まずこの主人公を含めた登場人物たち、ドラッグパーティの面子なのだからクズの集まりでも仕方ない。

後半のドロドロギスギスした雰囲気は下手なホラーより人間の方が怖いってことを思い知らされる。

キツめの昼ドラが好きなおばちゃんに受けるんじゃないかなこれ



というわけで、斬新なホラー映画を求める人なら一度見てみてもいいんじゃないかな、アンフレンデッド。

心霊度は低め、後味悪め、グロ要素は少しだけ(ほぼ画面外)。

できるならパソコンの全画面表示で観ると臨場感が増すと思われます。

Netflixで配信中

ついでに『search』もみたいなー